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イルカの進化

イルカ・クジラはいつ、どこから、どんな進化で今のイルカ・クジラに?

最初のイルカの仲間は、今から6500万年前頃(白亜紀の終わりごろ)繁栄していたそうでが、3800〜3000万年前頃、絶滅してしまっているそうです。そして、そのころ今のイルカやクジラの種類が台頭してきたようです。これらは、遺伝学の発展によりずいぶん分かるようになってきたそうで、私も故J.T.モイヤー先生と御蔵島のイルカと小笠原のイルカの遺伝子を調べられないか考えた事があり、鯨類研究所で遺伝子の資料を見せてもらいました。

最近ではトラックのミナミハンドウイルカと御蔵島や小笠原、鹿児島のミナミハンドウと比べられないか、など考えています。

最初のイルカの仲間は陸上から河口付近へ生活の場を移し、何百万年かけて身体を水中生活に適応させていったようです。しかし、今のイルカとちがい四肢は残っていたらしいです。かれらは偶蹄類(ウシ、シカなど蹄が偶数)と同じ先祖ということです。

イルカの先祖(3000万年前)から今のイルカまでは何がどのように進化したのだろう。

などなど、陸上での進化と比べられない過程を経て今のイルカたちがいるんですね。

身体は流線型になり、後ろ足は退化し(痕跡はある)平らなひれを持つようになる。そのヒレを強い力で動かすために、強い筋肉をもち背骨を強くした。前足はカジをきるように水かきができひれのになった。水中の抵抗を減らすため毛皮を脱ぎ、厚い脂肪(独立している)をまとった。新たに魚のように背びれをもち、水中での直進安定性を得ようとしたもの、背びれを使って体温調節するものなど水中への対応が様々な身体の形状、運動機能に進化を与えました。

気道と食道は完全に分かれ、鼻の位置が頭頂部に移動し水面で呼吸をしやすくし、酸素を効率よく吸収できるようになりました。すばらしい聴覚(内耳は残っているが外耳はない)をもち、嗅覚はほとんどなく、視界の悪い水中でも、周りを”見る”ことができます。飼育されているイルカはエサの味にはうるさいそうで、まずいと拒否するそうです。

食事の内容が変わり歯も変わりました。普通、何種類かの歯を持つ哺乳類が1種類の歯のみをもつようになったり、歯が退化してしまったり。

もすごい環境への適応、進化だと思いませんか。住む場所(川や湖、海)が分かれ、エサが分かれる(プランクトンや魚など)ことにより、より一層、各種類で進化をしていきます。

今のイルカやクジラを分けるとき大きく二つにグループされます。歯クジラとヒゲクジラです。これは進化の過程で何をエサにするかで分かれました。

ヒゲクジラは歯がかみ合うようになり、その間をでエサをこし取るようになります。効率を良くするため歯がなくなり、皮膚が進化し「ヒゲ」とよばれるこし取るための器官ができました。このヒゲは上あごから生え、垂れ下がってます。
こし取られるのはオキアミなどのプランクトンです。しかし、最近ではヒゲクジラの仲間がサンマなどの魚も食べていること、またそれが主要なエサだということもわかってきました。大きな口をあけて丸呑みにするようです。
子供の頃からあんな大きなクジラがプランクトンで育つのかな?とずっと思っていたのですが、最近のこの報告で少し、答えが見えた気がしています。

歯クジラというとバンドウイルカやシャチのように上下綺麗にならんだ、細かい歯を想像するかもしれませんが、下あごに2本だけだったり4本だけだったりいろいろです。

鼻の進化も上の2種類はちがいます。潜る時に強い筋肉でふたをするのは同じですが、鼻の穴の数が違い、ヒゲクジラはふたつ、歯クジラはひとつです。

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